障害者の運転に関する考察1

障害をもった人が車に乗るっていうと種々パターンはあると思いますが、友達(手動運転装置を使ってる)と話してて考えたことを書きます。メモ代わりに。興味ない人は飛ばしてね。。。

私が出会った中では、手動運転装置を使ってるっていう人しかいないけど、足だけで運転するとか、左足で運転するとか、ジョイスティックで運転するなどいろいろな運転方法があります。
なかでも、手動運転装置は比較的使っている人が多いと考えられます。
脊椎損傷とかの場合、腕の機能は強い!なんていう人も多くて、私はこれまで、手動運転装置を使ってる人に少なくとも5人は会って話してます。なかには海外でレンタカーを運転するなんていうつわものも。

手動運転装置の場合、改造費も20万円くらいだし、普通の車にすぐに装置をつけることができます。
うちでは1日で改造してもらえました。
もちろん、手動運転装置での運転の練習は必要だけど、対応している教習所もあるし、需要もあります。
有名なのはコヤマドライビングスクールです。(乙武さんも確かここです。障害者対応、しっかりしてくれます)
私は大学も近かったので、綱島校に10時間ほどペーパードライバー講習として通いました。免許は足で運転できるうちに取ってたので・・。

私は今の車が手動運転装置の2台目で、前乗っていたデュエット(トヨタ)のハンドルの重さが気になりはじめたころにマーチ(ニッサン)に乗り換えました。マーチは新車購入だったけど、ディーラーさんが手動運転装置のフジオートに連絡取ってくれて、納車されたときには手動運転装置がついていました。

手動運転装置も何社か作っている会社があって、私は教習所で使ったフジオートをずっと使ってます。
慣れの問題もあると思いますが、ニッサンでもオーテックという部門(表現が正しいか微妙。会社?)で手動運転装置を作ってて、最初はそれを薦められたけど、てのひらへのフィット感など、自分の慣れにあわないから、引き続きフジオートにしてもらいました。(好みの問題です)

仮に手動で運転できるようになったとして、手で運転するくらいだから足が不自由ですよね。
車椅子ユーザーも多いと思います。(歩けるけど運転は不安で手動、という人もなかにはいます。私もそのひとりですが。)
ここで生じる問題は車椅子を車にいかに乗せるか、ということです。

腕力がある人だったら、自分で運転席に乗り移ってから車椅子をたたんで、持ち上げて助手席もしくは後ろのほうに車椅子を入れるという方法もあります。
実際この方法を使っている人が前にうちの会社にもいて、その芸当にスゴイ!と感動しました。
手動車椅子に乗っている腕力のある人が使える技です。電動は重いし、それ以前に、電動に乗る人には腕力がありません。

ちょっとの間なら立っていられるという人で多少力があって手動車椅子という場合だと、クレーンを車につけるという手も使えます。
車椅子 クレーン
というキーワードでGoogleででも検索すればたくさん出てきます。
トランクにこれをつけおいて、車椅子をたたんで、専用の紐(金具がついている)で束ねて、その金具にクレーンの金具を引っ掛けて電気の力で持ち上げるというものです。

これの欠点は本人が使おうとすると、トランクを開ける→クレーンを用意する(普段はたたんで格納されてます)→車椅子をたたむ→クレーンにつける→持ち上げる→車の中に格納する→トランクを閉めるという一連の動作ができないといけません。
しかもクレーンは電力を使うので、エンジンをかけっぱなしにする必要があります。
全自動でできるわけではないのです。

車椅子用のクレーンを応用したものとして、運転席に座ってから車椅子をたたみ、クレーンが出てきて車椅子を持ち上げて、自分の上を通過して車椅子が格納されるというものがあります。
ニッサンのキューブにあったんだけど、HPみたら生産は完了されたっぽいです・・・。

そのほか、トヨタのラウムも独自の収納装置がつけられます。
後部座席に車椅子を収納するためのそうちがあります。
写真をみたほうが分かりやすいと思うので→こちらへ。
しかしこれもやはり手動の車椅子でないと、重さ的に難しいです。

では、電動車椅子を使ってるユーザーが自分で運転したい場合はどうするのか???
私は電動車椅子を自分で入れられそう、と思って車椅子用のクレーンをマーチにつけたのですが、無茶でした・・・。
数回は使ったけど、そのうち電動車椅子のときはタクシーのほうが楽だと思って、タクシーに切り替えてしまいました・・・。
私の場合、まだ歩けるので会社に電動車椅子をおきっぱなしなんです。
たまに出かけるときに持って帰る程度なので、タクシーのほうが楽という結論になってしまいました。
普段の外出には手動車椅子を押してもらってます。

私がクレーンを使えない理由は以下の通りです。
・クレーン自体が重くて、準備が大変
・電動車椅子が運転中にクレーンの上にずれ落ちてしまい、クレーンを持ち上げられなくなる
・マーチはトランク内に段があるので収納が大変
・電動車椅子をたたむことが大変
・全行程、立っているのが大変

サポートしてくれる人と一緒のときもクレーンは使ってないんです。。。
理由としては以下の通りです。
・準備に時間がかかる
・持ち上げたほうが早い
・ガソリンを食う(これはまぁ仕方ないけど)

といった感じで宝の持ち腐れ。
今は車の後ろにいつも手動車椅子を積んで走ってるので、いざというときに自分で使うかも?なんて思いつつ、高い買い物したなーと感じてます。
買う前には分からなかったのです。実際使ってみないと。
福祉用具ってこういうことが多くて、お試しできない(需要が少ない)ので、カケで買うということになってしまう場合があります。
そう考えると同じ病気の人のネットワークなどは重要になってくると考えられます。

***2に続く***

思いのほか長くなってきたので2に続けます。
本題はこれからです・・・。
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by fradol | 2009-03-31 19:33 | 車の運転

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